名古屋激呑魂 Vol.43
(2016年11月17日)
- ■ 今回のソウルメイト ( 激魂人 )
- ビジネスインスピレーター
佐藤一樹 氏
モットーは「企業経営者をワクワクさせること」。
日系、外資系両方の大手広告代理店で学んだ実績と知識で、企業理念の構築から販売促進、新規市場開拓の戦略まで指導してくれるという「ビジネス・インスピレーター」の佐藤一樹氏をゲストに迎え、Vol.43 in 東京 スタートです。
登場人物
- 佐藤一樹 氏
Georgia Institute of Technology 卒業。Bachelor of Science in Management 取得。
米国ジョージア州アトランタに11年滞在し、1999年に帰国。大手広告代理店で広告制作プロデュースや、戦略立案サポートを担当したのち、2015年に「ビジネス・インスピレーター」の屋号で独立開業。
現在は企業向けにマーケティングやブランディングなどの戦略開発から実施までをサポートしている。
- 呑みゲーターGO!
株式会社ジーワークス代表取締役。
焼き鳥とワインをこよなく愛すアッシュ系IT社長、柏樹剛。「楽しく呑んで思い切り仕事をする」をモットーに日々を生きる。自らの原点でもある「呑みにケーション」をもっと広める為に、「呑みゲーターGO!」として活動中。酒場での様々な出会いと人間ドラマをこよなく愛す。
- ライター島田文昭
1967年、埼玉県生まれ。早稲田大学卒業。出版社を経てライターに。
裏社会、ド底辺社会をリアルに描く大ヒット漫画『闇金ウシジマくん』(真鍋昌平・著、小学館)のブレーンの一人。
Round1
呑みゲーターin東京!ふたりが出会ったきっかけ、そして酒…
ラウンド1:呑みゲーターin東京!ふたりが出会ったきっかけ、そして酒…
とりあえずビールで喉を潤す佐藤氏
- G
- ついに今回呑みゲーター in 東京です!
- 佐藤・島田
- おぉ!ついに東京進出ですねー!
- 佐藤
- 栄えある in 東京、最初のゲスト、ありがとうございます。
- 島田
- おふたりの知り合ったきっかけを教えてください。
- G
- 60人くらい集まった交流会があって、そこで、たまたま知り合ったっていうか、俺に会いに来てくれたんだよね~。
- 佐藤
- GOさんの会社のリーフレットを見て、「この人は、人に何かを伝えるプロじゃないか?」と思って、興味をひかれたんです。
- G
- 「面白そうって」って会いに来てくれて、後日、有楽町で飲んだんだよね。それが去年の11月くらい。そう考えると、まだ1年位なんだよね。
- 佐藤
- そうですね、短いけど何だか濃いですよね(笑)さて、GOさん、なに飲みますか?
- G
- とりあえず芋でも飲もうかな。
今日ふたりとも派手だよね~
- 佐藤
- 僕も芋にしよう。
- G
- あ、一尚(小牧醸造)がある。俺、一尚、大好きなの。さっぱりして飲みやすいから。
- 佐藤
- 飲んだことないな。
- G
- 名古屋で焼酎のイベントあったときに、小牧酒造の偉い方にお会いしたけど、格好よかったな~。
- 佐藤
- なるほど、じゃあ僕もそれで(笑)
- 杉野公一
- (大将 杉野公一さん)ここ、兄弟でされていた酒造なんですよね。お兄さんの小牧一徳さんが社長で、弟さんの尚徳さんが専務だったんですよ。
大将、俺ってカッコイイ? 無茶ぶり呑みゲーター
- G
- そうだ! それで「一尚」なんですよね。じゃあ、一尚のロック2つで。
- 佐藤
- 気になりますね。
- G
- いっそ一升瓶入れちゃおうか(笑)
- 佐藤
- いやいや、750のボトルにしましょう(笑)
- G
- お酒の好みって、ある?
- 佐藤
- 基本は焼酎ですね。飲み飽きたらウィスキーに行く感じで。
- G
- 俺、ウィスキー飲めないんだよね~。だいたい焼酎かワイン。白ワインは飲み過ぎると翌日頭が痛いけど。
マジビール1ケースはキツイっすよ…
- 佐藤
- ワインは、なんかいい気分になりすぎるんですよね。それで、どこかの時点で記憶がなくなっているという(笑)
- (ここですぎ乃名物おでんが運ばれてくる)
- 佐藤
- じゃあ、たまごいただきます。…味、染みてるなあ。
- G
- このゆず胡椒も最高だね。これだけで酒飲めるよ。
- 島田
- 「この肴で酒を飲んでるのは俺ぐらいじゃないか?」みたいなアテってありますか?
- G
- 難しい質問だな~。うーん(考えている)。そうだな~、家飲みだったらツナ缶!
- 佐藤
- わかる(笑)
焼酎でも乾杯!
- G
- 昔、一人暮らししてたときなんか、つねにツナ缶を大量にストックしてたもんね。それでビールなんか飲んでて、「ちょっと何かツマミたいな」ってときはツナ缶開けて、マヨネーズかけて、「…ああ、なんておいしいんだろう」(笑)
- 佐藤
- 昔話で言うなら、僕はアメリカの大学に行ってたんですけど、ツマミはだいたいトルティアチップス。いわば「ドリトス」みたいなスナック菓子とビールの組み合わせばっかりでしたね。
- G
- アメリカは、ビール文化だもんな~。
- 佐藤
- アメリカ人ってすっごいビール飲むんですよ。24缶入りの1ケースを1人ずつ、みたいな。
- G
- すごい!!マイボトルならぬマイケース!
- 佐藤
- 本当に全員が一晩で1ケース飲み干しちゃいますからね(笑)
マジビール1ケースはキツイっすよ…
Round2
焼酎談義と意外な地域性?そんなふたりの酒談義
ラウンド2:焼酎談義と意外な地域性?そんなふたりの酒談義
ソーセージ炒めは本当にソーセージオンリー!
- 島田
- よく飲みに行かれる店って、どんな感じのお店ですか?
- 佐藤
- 焼酎の銘柄で霧島(霧島酒造)ってあるじゃないですか。 あれって東京だと基本的には黒霧島、たまに白霧島があったりするんだけど、たまたまふらっと入った居酒屋に茜霧島があったんですよ。 それで、ボトル入れちゃったんですけど、そこのツマミがめっさ不味い(笑)
- G
- 酒だけのために通ってるの?
- 佐藤
- そう。たとえば、その店のソーセージ炒めって、本当にソーセージの炒めたものしか入ってないんですよ。普通、少しくらいは野菜入ってたりしますよね。
ソーセージ炒めは本当にソーセージオンリー!
- G
- 男子大学生の自炊だ(笑)
- 佐藤
- でも、茜霧島ってすごく美味しいんですよ。「これ、芋(焼酎)か!?」っていうくらいフルーティ。
- G
- そうなんだ。ちなみに、焼酎って「前割り」で飲むと、もっと美味いんですわ。
豚しゃぶ食べまーす!
- 佐藤
- 前割りってなんですか?
- G
- 焼酎と軟水を6:4か5:5で割って、3日から1週間位寝かしておいてから飲むと、も~のすごくまろやかになってる。
- 佐藤
- そんなに違うものなんですか? その場で水割りを作るのと…。
- G
- 全然違う。口当たりがも~のすごい良いの。名古屋には前割出す店がいくつもあるよ。
- 佐藤
- もしかしたら焼酎の飲み方にも東京と名古屋では違いがあるのかもしれないですね。やっぱり東京はセカセカしてる街だし、そうやって時間かけて飲むっていうのは流行らないのかも。
- 島田
- ホッピー頼んで、中外中外…ってせわしなく飲むのが東京流ですよね(笑)
- G
- ホッピーって俺、わかんないんだわ~。名古屋では全然流行ってないし。
- 佐藤
- 確かに何回か名古屋に出張に行ったことがあるんですけど、ホッピー置いてある店は少なかったかもしれないですね。
- (ここで日向あじ豚のしゃぶしゃぶが運ばれてくる)
- G
- あじ豚ってはじめて食べたけど、本当に美味いなあ。あっさりとしてるんだけど、脂が甘いわ。
豚しゃぶ食べまーす!
ヤバイ、マジ美味いっす!!!
- 佐藤
- この出汁ポン酢とよく合いますね。
- 杉野公一
- 「家の子どもにも食べさせたいから、どうしても」と、このしゃぶしゃぶのスープと出汁ポン酢を持ち帰られたお客様がいてはるんですよ。 それで自宅で最高級の豚肉でお子さんたち食べさせて、むちゃくちゃ絶賛やったけど、「正直言うて、大将の言うようにここの豚のほうが合うわ」とおっしゃってましたね。
- G
- レタスでくるんで食べると、また美味しいですね。
- 佐藤
- シャキシャキとジューシーのハーモニー。
- G
- うまいこと言うなあ。
- 佐藤
- …とか言ってみた(笑)
ヤバイ、マジ美味いっす!!!
Round3
共通のお店と呑みゲーターの大失敗とは…
ラウンド3:共通のお店と呑みゲーターの大失敗とは…
残ったカツサンドは争奪戦!
- 島田
- 飲めないお酒、苦手なお酒はありますか?
- 佐藤
- 飲めないわけじゃないんですけど、日本酒かな。味は好きなんですけど、日本酒では失敗しかしたことがないので。
- G
- 一緒だ、俺も。日本酒は美味しいんだけど、飲んだら翌日完全にダメ人間。
- 佐藤
- いや、翌日ならまだいいですよ。当日でさえ記憶の飛びっぷりがハンパない(笑)
- G
- 俺は、日本酒よりテキーラのほうが飛ぶかも。
- 佐藤
- テキーラって、量を飲める人と飲めない人で、はっきり分かれますよね。 以前、お酒のウェブサイトを作る仕事してたときにお客さんから、「テキーラって、本当は一気で飲むものじゃないんだよ」って言われたことがあります。
- G
- そうなんだ?
呑みゲーター、絶対負けないぞ的おまじない…
- 佐藤
- 「メキシコでは、あんなふうに一気にカッと飲む人なんていないよ」って。あれは米軍が編み出して、広めていった飲み方なんだってその方は言ってました。
- G
- 昔、若い男の子達となぜかテキーラ祭りになっちゃって、「なんで一気で飲まないんですか?」って挑発されて、そう言われたら受けて立たざるを得ないじゃん。 それで飲んでたら、3人でひと瓶あけちゃって。翌日、血ィ吐きましたわ。
- 佐藤
- 飲める人でも3人でひと瓶はキツいですよ。
- G
- しかもね、そのあと何軒か店行ってるみたいんだけど…。
- 佐藤
- 記憶がない?
- G
- 気がついたらラーメンどんぶりを持って立ってたらしい(笑)
- 佐藤
- とぎれとぎれの記憶はあるんですね。それ、何年前くらいの話ですか?
カ、カ、カツサンド…(T_T)
- G
- んー? 2~3年くらい前?
- 佐藤
- わりと最近じゃないですか(笑)
- G
- シメはラーメンにしますか? それともカツサンド?
- 佐藤
- 両方にしましょう!
- G
- そういえば佐藤さんに教わったあの店、行ってきた。あのお通しが勝手に5個くらい出てくるとこ(笑)
- 佐藤
- あそこ、めっちゃいいですよね。
- G
- トイレは無いけどね(笑)
- 佐藤
- 店を一回出て、裏まで行かないと。
勝利の佐藤氏と負けた呑みゲーター
- G
- 「すいませーん」って入っていったら、奥のテーブルの上で寝てた大将が出てきて。
- 佐藤
- そうそう(笑)
- G
- 「んー? ああ、ごめんごめん。生でいい?」って言うから、「生でいいよ」って言ったら、ビールと一緒に小鉢を5品ぐらいドーン持ってきて、「ここからひとつ選べばいいの?」ってきいたら、「いや、これ全部あげる」。
- 佐藤
- 「これ、全部お通しだから」って。
- G
- ある意味、良心的だけど、斬新だよね。
- 佐藤
- お通しは野菜系が多いから、結構ヘルシーですよね。
- G
- でもさ、お通しを食べてると、大将がいきなり、「これさ、今できたカレーなんだけど、食べてみて」って持ってきたよ(笑) しかも、そのカレーがまた美味いんだ。
格言は格好良く英語で!
- 佐藤
- 毎回じゃないんだけど、3回に1回ぐらいの確率で、お通しプラスアルファが出てきますね。「今日、いいのあったからさ」って魚料理が出てきたり。
- G
- 一緒に行った友だちは「ある意味、文化を見ました」って感動してたけど、30代半ばの子だから、ああいう店は珍しいんだろうね。
- 佐藤
- 酒場で飲むっていうのは、一種の人生勉強ですよね。
- G
- じゃあこのコーナーの恒例なんだけど最後に色紙書いて─って、もしかして英語!?
格言は格好良く英語で!
- 佐藤
- もちろん!
- G
- (かばんに色紙をしまいながら)今日はありがとうございました。今までの色紙、全部会社に飾りたいんだけど、やっぱりサランラップ巻いたほうがいいのかな。
- 佐藤
- 定食屋さんに貼ってある芸能人のサインじゃないんですから、せめてラミネートにしてください(笑)
- G
- さ、せっかくの麻布なんだから佐藤さん、もう少し行こうよ!
呑格言
- 佐藤一樹氏から頂戴しました!
今回の呑格言は… - 佐藤一樹氏
- 「 No drink no life 」
ビジネス・インスピレーター 佐藤一樹氏
- ● 所在地
- 〒106-0032
東京都港区六本木 5-16-5
- 電話番号
- 090-6110-5158
今回のスタジアム(激呑場)
今回のスタジアム(激呑場)
おでん酒庵 すぎ乃 麻布十番店
都内では珍しい「奈良風おでん」の名店。京風より旨味の強い出汁がしっかり染みこんだおでんは、噛みしめるほどにかつおとこんぶの旨味が口の中いっぱいに広がります。 そんな、すぎ乃のもうひとつの名物が「日向あじ豚のしゃぶしゃぶ」。おでんの出汁をベースにしたスープをくぐらすことで引き出される、あじ豚の脂の甘さは絶品。 こだわりの日本酒、焼酎をはじめ、ワインに果実酒と、お酒のメニューも充実しています。
店舗外観
左から、呑みゲーターGO!
大将 杉野公一氏
佐藤一樹氏
- 所在地
- 〒106-0046
東京都港区元麻布3-11-2 マイム麻布ビル1F
- 電話番号
- 03-6434-5189
- 営業時間
- 17:00~翌1:00
- 定休日
- 日曜日
- アクセス
- 都営大江戸線 麻布十番駅から徒歩3分/東京メトロ日比谷線 六本木駅から徒歩8分