名古屋激呑魂 Vol.39
(2016年2月5日)
- ■ 今回のソウルメイト ( 激魂人 )
- Globeing合同会社 代表
小林 俊彰 氏 - ■ 今回のスタジアム ( 激呑場 )
- 愛知県豊田市宮上町
旬彩京肴 いっこく
お造りと大好評!テーブルで炊き上げる鶏釜飯
毎夜賑わう名古屋の酒場。酒と人情をこよなく愛するあいつが、今宵も出現!仲間と酒を酌み交わしつつ、何やら激しい魂のぶつかり合いが始まる予感。さて今夜のお相手は一体・・・。
本日の激呑場(スタジアム)は名古屋から車で30分。トヨタ自動車が本社を構える街「豊田市」。その地で油そば専門店「歌志軒(かじけん)」を4店舗かまえる小林氏が今回のゲスト。
高校時代の陸上選手としての挫折を越え、中国に留学、そしてナンバーワン営業マンを経て歌志軒オーナーへ。昨年末には4店舗目をオープン。しかし、まだまだ店舗を増やしたいという想いの裏には「食」に関わる経営者の大きな夢が隠されていた。
登場人物
- 小林俊彰氏
山梨県甲府市生まれ、愛知県名古屋市育ち。Globeing合同会社代表。現在豊田市・みよし市に「油そば専門店歌志軒」を4店舗展開。 企業理念『私達は食を通じ「感謝」・「感動」を関わるすべての方々へ提供致します。』を基に、多くの方々と一緒に楽しんで、感謝・感動を共有していきたいと真剣に考え、日々志事(しごと)に取組んでいる。
今後は自社ブランド飲食店を名古屋にて展開予定。 10年以内の目標は、大切なスタッフと一緒に楽しみながら、感謝しながら、飲食店100店舗展開、JASDAQ上場を行うこと。
趣味:経営者本・自己啓発本・料理本の読書、料理
尊敬する人:妻、本田宗一郎氏
- 呑みゲーターGO!
株式会社ジーワークス代表取締役。
焼き鳥とワインをこよなく愛すアッシュ系IT社長、柏樹剛。「楽しく呑んで思い切り仕事をする」をモットーに日々を生きる。自らの原点でもある「呑みにケーション」をもっと広める為に、「呑みゲーターGO!」として活動中。酒場での様々な出会いと人間ドラマをこよなく愛す。
- 謎のくま
呑めないのにいつも酒場にいる謎のくま。最高記録は白ワイン3センチ。好物はルイボスティーとイカの黒づくり。
Round1
飛び込み大好きな敏腕営業マンが『油そば』をきっかけに独立。4店舗目のオープンを迎え順風満帆な小林氏はお酒を呑むと「あの癖」がでる。
ラウンド1:飛び込み大好きな敏腕営業マンが『油そば』をきっかけに独立。4店舗目のオープンを迎え順風満帆な小林氏はお酒を呑むと「あの癖」がでる。
今日も一日おつかれちゃん~
- G
- こばやん(小林氏 以下こばやん)よろしく~!
- 小
- うぅ~、緊張する。濃いめのハイボールください!
今日も一日おつかれちゃん~
- G
- まずは『歌志軒(油そば専門店)』4店舗目オープンおめでとう!!!
- 小
- ありがとうございます!まだまだ増やせるよう頑張ります。
4店舗目の開店おめでとうーーー♪
- く
- オープンおめでとうございます。小林さん、GOとは呑み友達とのことですが出会った時の印象はどうでしたか?
4店舗目の開店おめでとうーーー♪
- 小
- 「お酒強いな~」ってのが印象ですね。
- G
- え?俺?
- 小
- そうそう、呑み仲間のN社長と焼酎を1本あっという間に空けたのが印象的だった。あとは、GOさんはいつも『呑む場』の全体を隅々までよく見ていて、端で1人でポツンとしてるとさっと話しかけてくれる。
- G
- 照れるね。こばやんも酒つえーよ。呑むペース速いもん。
褒めすぎ~でも、もっと褒めて~~!
- 小
- や、でも途中で記憶なくなっちゃうから。
褒めすぎ~でも、もっと褒めて~~!
- G
- じゃあ、あの日のチュウの嵐は覚えてないの?
- 小
- GOさんにキスしてましたっけ?
- G
- してたよーーー!この前の呑み会では4人(男性)犠牲になったよ!
- く
- 酔うと「キス癖」がすごいんですね(笑)
- 小
- 僕、32歳で独立したんです。大学出て中国に2年留学して、その後中国へのビジネスに強い企業でサラリーマンやってました。その頃から酔うと会社の先輩にもあたり構わず『キス癖』が出ていたんですが、これが次の日、意外と反応が良いんです。
唇の保湿は出世への近道?!
- く
- 反応が良い…?
- 小
- 僕の唇が柔らかいって…
- G
- え?(笑)
- 小
- 「こば!お前唇柔らかいな!気持ちよかったぞ!」って好評なことが多くて…
- G
- ああ、確かに柔らかかったかも(笑)
- 小
- 僕、唇が分厚くて柔らかいの自慢なんです。
- G
- あはは(笑)『キス癖の処世術!』 そう言えばバリバリの営業マンだったんでしょ?
- 小
- そう。営業大好き。それも飛び込みが得意。もし自分の会社が倒産したらいつでも営業に戻れる。倒産させないですけどね!
- G
- 飛び込みってみんな嫌がるのに、それが得意ってこばやんすごいよね。
- 小
- 1日100件飛び込みとかやってました。
- く
- 100件?すごっ!
- 小
- その後、何回か転職して32歳の時独立しました。
- く
- そんなに営業が好きで得意だったのに、どうして独立したのですか?
挫折があったからこそ起業家への道が開いた
- 小
- 僕、高校生の時に陸上で名古屋市内1位だったんです。でも、途中で練習をし過ぎて疲労骨折でリタイアせざるをえなくなって。もう当たり前のように陸上の名門大学に行くと思っていたので先が見えなくなってしまったんです。その頃、本田宗一郎さんの本を読んで「経営者ってすげーっ!」って感動して、夢が陸上選手から起業家として『独立』することに変わったんです。だから転職している間もどうしたら独立できるかずっと考えてました。
挫折があったからこそ起業家への道が開いた
- G
- そして『歌志軒(油そば専門店)』に出会ったんだ。
- 小
- そうです。1口食べた時にその斬新さに衝撃受けて。その頃名古屋にしかなくて、僕が豊田で初オープンさせたいと強く思ったんです。
歌志軒との出会いと衝撃
- G
- 豊田で出店してるのはこばやんだけ?
- 小
- はい。おかげさまで豊田で歌志軒なら『小林さん』て言われるようにまでなりました。
- G
- 4軒目もオープンしたし、順調だね。
歌志軒との出会いと衝撃
Round2
呑みの失敗談は上海で○○○をかけまくる事件。寂しがりやの小林氏が食を通じて叶えたい「夢」とは。
ラウンド2:呑みの失敗談は上海で○○○をかけまくる事件。寂しがりやの小林氏が食を通じて叶えたい「夢」とは。
GOさん、あそこに僕らの夢が見えますよ
- 小
- 4店舗目のオープンの時、Mさんと一緒にお祝いでおごってくれましたね。
- G
- そうそう、こばやん疲れてたねーーー!
- 小
- あの日はオープン準備で実はクタクタだったんです(笑)
- G
- こばやん、4軒目で呑んでたと思ったらぐったり寝てたよ。
- 小
- あはは(笑)ほぼ徹夜で寝てなかったからですから。でも、お祝いしてくれるってMさんが誘ってくれて。そう言われたら嬉しくて最後まで付き合います。今日ももちろん最後まで行きますよ!
- G
- こばやん、呑んで失敗したことあるの?
- 小
- 最初の会社の時に出張で上海に行ったんです。向こうは『白酒(ぱいじゅう)』ってアルコール度数が40度くらいの高い酒を、商談の前に酌み交わすんですね。それが営業では欠かせない儀式。で、呑まない訳にはいかないので3杯くらいガッと呑んで。そこからもう記憶がなくなってしまったんです。
商談中のアルコールが常識…大陸すごいっす
- G
- え?海外で記憶なくなったの?
- 小
- 気がついたら、ホテルのベッドで寝てました。
- く
- その間のことはまったく記憶になかったんですか?
- 小
- 帰国してから聞いたんですけど、酔っぱらって日本にいる同僚や先輩に「酔っぱらっちゃいましたぁ~~♪」って国際電話をしてたらしくて(笑)後でみんなに怒られましたよ~。最後に実家には「上海つらいっす…」って重い雰囲気で電話してたみたいで、それをまったく覚えてないんです。
- G
- もちろん電話代はこっち持ちだよね?
- 小
- もちろん。ホテルから後で3万円の請求書が届きました。社会人2年目には辛かったですね。それ以降は自重しようと肝に命じました。酔ってみんなに電話するなんて、意外と寂しがりやなんでしょうね。
えっ電話代一晩で3万ペソ?…3万円です(泣)
- G
- 酔ってキスして回るくらいだから寂しがりやでしょ。
- 小
- 寂しがりやなせいかもしれませんが、僕仕事もひとりで、ってのは嫌なんです。
- G
- みんなで一緒に事業をやりたいってこと?
- 小
- みんなで一緒に「幸せ」になりたいってほうが近いです。
目標は『村』を作ってその中に「学校」を作りたい。
寂しがりやだからこそみんなで幸せになりたい
- く
- コミュニティを作りたいってことですか?
寂しがりやだからこそみんなで幸せになりたい
- 小
- みんなが幸せになるシステムです。
『村』を作って、半永久的に食に困らないようなシステムを作る。そして「学校」でこども達が学んで次の産業の担い手になっていく。
産業があって教育が行き届いている『村』を世界の5箇所以上で実現できたら僕は死んでもいい。
経営を通して『村』へと繋がる道を作りたい
- G
- そこに「飲食」はどう関わってるの?
- 小
- これから伸びる産業は『食』だと思ってます。それに僕は確信を持っています。『食』、そしてそれを作る『農業』を繋げたい。これからは第6次産業です!
経営を通して『村』へと繋がる道を作りたい
- G
- 確かに大手の飲食の企業は独自の食材入手ルートを持ってるね。
- 小
- 僕も店舗を増やして扱う食材の量を多くして、食材を作る部分にもどんどん関わっていきたい。
- G
- だからこばやんは酔うと「店舗を増やすぞーーー!」いつも叫んでるんだ(笑)
- 小
- そうです!僕は経営者はなんでもできるなと思ってるんです。店舗を増やして、会社を大きくして影響力を持ちたい。飲食業と第6次産業を結びつけて、いろんな境遇の人に僕の事業に関わってもらう土台を作りたい。それが『村』へと繋がる道だと思っています。とは言っても、一進一退の毎日ですけどね。
GOさん遠慮しないで!
- G
- いいね!こばやんの熱い想い。俺が受け取った!
- 小
- GOさん!
- G
- ちょっと待った!キスはいらないよ!(笑)
GOさん遠慮しないで!
Round3
本日の激呑場はお米が最高に美味しい!豊田という恵まれた土地ならではのメリットとは?
ラウンド3:本日の激呑場はお米が最高に美味しい!豊田という恵まれた土地ならではのメリットとは?
釡飯
じゃ~ん!!
- G
- 釜飯のご飯うまっ!
釡飯
じゃ~ん!!
- 小
- ここのオーナーの木村さんはお米屋さんなんです。ちゃんと釜飯に合わせてお米を選んで使っています。米屋の特権ですね。ご飯がしっかり美味しいから、ランチも地元の主婦に大人気で予約なしでは入れないんです。
- く
- お米の粒がひとつひとつがふっくらしてて、はふっ、おいひ~です!
- G
- お米が美味しいお店好きだよねー。こばやんが呑み会の幹事の時のお店も、土鍋で炊いたご飯が出てきてたね。
「日本食」が世界を変える日も近いね!
- 小
- あ、わかります?僕、お米の旨さは店選びで重要なポイントなんです。木村さん(オーナー)は、代々お米屋さんを営んでいるのではなく自分で起業家としてお米屋さんを始めたんです。
おもしろいでしょ?ね、木村さーーん!
オーナーの木村さん登場!
- G
- だからこんなに美味しいんだ!箸が止まらない!
- 木
- (木村さん登場)美味しいと言っていただいて嬉しいです。米農家さんをひとつひとつ回って信頼してもらうところからはじめました。ようやく今は安心して、お米を預けてもらっています。
このお店では『ミルキークイーン』を使っていますが、より美味しく食べてもらうためにメニューに合わせて少しずつ配合を変えています。
「日本食」が世界を変える日も近いね!
- 小
- 豊田は周りに農家さんが多いので僕もよく訪ねて回ります。豊田、東郷の農家さん。それと名古屋の守山区もあるかな。
- く
- 飲食と農業の連携を図るために、山地が近い豊田市を起点とすることはメリットが大きいですね。
- 小
- そうなんです。豊田は生産地としても消費地としても両方優れた土地。都会と郊外のいいところが両方ある。そして何よりもトヨタ自動車があることで地場産業が安定している。
- G
- 確かにそこはでかいよね。安定した仕事があるから、人の流出も少ないんじゃない?
オーナーの木村さん登場!
- 小
- そうなんです。入ってくる人はいても出て行く人は少ない。人口の数が安定していて食のビジネスには向いてる土地なんです。物流のために高速網が発達してるから流通もしっかりしてる。
- G
- 高速網とはまさかの『マグロード(MAGロード)』のこと?
- 小
- ん?なんですかそれ?
- G
- 東海環状自動車道のことだよ。
- く
- え?初耳ですけど…
MAGロード知らないの?!
- G
- 名古屋を中心にぐるっとまわってる東海環状のことを三重、愛知、岐阜の頭文字を取って『MAGロード』て言うの!ちゃんとウィキペディアにも載ってるよ。だた、『MAGロード』って言う人ほとんどいないけどね(笑)
- 小
- えええ!知らない!知ってる?(料理を持ってきたスタッフさんに話しかける)
- ス
- (スタッフさん登場)はじめて聞きました。
あのぉ…。僕、「歌志軒」豊田店よく行くんです。小林さんのお店なんですね!
- 小
- おお!MAGロードは知らないけど歌志軒は知ってる?嬉しいねえ。
『MAGロード』よりも知られた歌志軒!
- G
- くーーー… MAGロードより知名度は歌志軒が上かぁ、負けたーーー!悔しいから次のお店行こ!木村さんも行こ!
- 小
- GOさん今日はとことん付き合いますよ!
酔うと、優しげな笑顔がさらに人懐こく弾ける小林氏。
「キス癖」の呑みニケーションで好評(?)の柔らかな唇も厚いなら、「食」から世界を変えたいという夢も熱い!生産地としても消費地としても、安定感抜群の豊田の地をホームに店舗拡大の快進撃は続く!
呑格言
- 小林俊彰氏から頂戴しました!
今回の呑格言は… - 小林俊彰氏
- 「 限 界 超 越 」
Globeing合同会社 代表 小林俊彰(こばやしとしあき) 氏
- 油そば専門店歌志軒 豊田店
- 〒471-0038
愛知県豊田市宮上町8-96-2
電話番号
0565-31-1114
- 油そば専門店歌志軒 みよし店
- 〒470-0224
愛知県みよし市三好町湯ノ前66-1
電話番号
0561-42-6830
- 油そば専門店歌志軒 豊田本新町店
- 〒471-0046
愛知県豊田市本新町9-62
電話番号
0565-41-7355
- 油そば専門店歌志軒 豊田美里店( 2/6 OPEN )
- 〒471-0805
愛知県豊田市美里4-1-11
電話番号
0565-42-3535
- URL(油そば専門店歌志軒)
- http://www.kajiken.biz/
今回のスタジアム(激呑場)
今回のスタジアム(激呑場)
旬彩京肴 いっこく
静かな住宅地にある「いっこく」はランチでは予約なしでは入れないほどの繁盛店。
その秘密は「ご飯」の美味しさ。お米屋さんが経営しているお店だからこそ、お米の質にはこだわっている。京都で修行した板前によるリーズナブルな懐石料理とテーブルで炊き上げる「釜飯」も人気。
左から、呑みゲーターGO
小林俊彰氏、オーナー 木村氏
- 所在地
- 〒471-0038
愛知県豊田市宮上町7丁目25
- 電話番号
- 0565-42-7250
- 営業時間
- 昼/11:00~14:30 夜/17:30~22:00
- 定休日
- 月曜日
- アクセス
- 名鉄三河線 豊田市駅 2090m / 愛知環状鉄道 新豊田駅 1840m