呑みゲーターGO！が行く☆名古屋激呑魂（ウルトラソウル）岡田晃大朗氏広島番外編

名古屋激呑魂　Vol.34　広島番外編
（2015年9月3日）

■ 今回のソウルメイト（激魂人）: 株式会社TWC
代表取締役岡田晃大朗氏
■ 今回のスタジアム（激呑場）: ○1軒目
広島県広島市南区的場町　
仕事人

左：店舗外観　右：刺身盛り合わせ; ○2軒目
広島県広島市西区草津新町　
あづま２号店

左：店舗外観
右：お好み焼きそばダブルイカ天フレンチ風

毎夜賑わう名古屋の酒場。酒と人情をこよなく愛するあいつが、今宵も出現！仲間と酒を酌み交わしつつ、何やら激しい魂のぶつかり合いが始まる予感。さて今夜のお相手は一体･･･。

実は会うのは3回目。名古屋での呑みゲーターの取材の時、偶然隣で賑やかに酒を呑んでいた「カープ男子」岡田晃大朗氏が今回のゲスト。取材を依頼した後に送られてきたのはなんと綿密な広島観光リスト。豪快そうに見えて実はまめで細やかな気配りをみせる岡田氏。

そんな彼がセレクトする店は肴がウマい、酒がウマい、店主のトークがウマい、まさに走・攻・守三拍子揃った魅力的なお店ばかり。野球好きのGOは取材を忘れて野球談義に花を咲かせ、戻ってくる気配もない…。「プレイボール！」ではじまる今回の激呑魂は拡大版でお届けします。

■ 目次

登場人物

: 岡田晃大朗氏
株式会社TWC 代表取締役。
広島育ち。カープの応援をするため各地へ遠征。行く先々の球場、酒場で仲間をつくるのが特技。車＆IT関連の社長の肩書きをもつ。
帰巣本能をもたない男として、ワイルドな日々を送っていたが頭の中の消しゴムがたびたび記憶を消すため最近は家に帰るリハビリを続けている。

: 呑みゲーターGO！
株式会社ジーワークス代表取締役。
焼き鶏とワインをこよなく愛すアッシュ系IT社長、柏樹剛。「楽しく呑んで思い切り仕事をする」をモットーに日々を生きる。自らの原点でもある「呑みニケーション」をもっと広める為に、「呑みゲーターGO！」として活動中。酒場での様々な出会いと人間ドラマをこよなく愛す。

: 謎のくま
呑めないのにいつも酒場にいる謎のくま。最高記録は白ワイン3センチ。好物はルイボスティーとイカの墨づくり。

今回のGO'sスタイル

Round1
いざプレイボール！カープ、そして野球男子との出会い

ラウンド1：いざプレイボール！カープ、そして野球男子との出会い

逆転！勝った～！！カープ最高！

G: いやー、いい試合だった。逆転勝利気持ちいいね！

晃: GOさんを連れて行った甲斐がありました。
やっぱりもってるね、GOさん。
火曜日のカープは2勝10敗の勝率だから、実は今日は負けると思ってたですよね（笑）

G: やっぱりこうして広島まで来て見た試合が勝つと嬉しいよね！
しかしさすがだよね。晃大朗くん、ホテルに迎えに来た時、もう片手に缶チューハイって。

缶チューハイ片手に登場

晃: GOさん来るから気合い入れてきたんですよ。
本当によく来てくれましたね。

缶チューハイ片手に登場

G: 不思議な縁だよね。
名古屋での呑みゲーターの取材の時に隣で偶然呑んでたのがカープのユニフォームを着てた晃大朗くんたちのグループ。
俺野球好きだから、たまらず話しかけたらメッチャ面白いやつで…。
その1年後、また名古屋遠征に来たから、一緒に呑みと応援に行ったという。

晃: そうそう、実は出会って3回目（笑）
いつもは呑むと俺から絡んで友達になることがほとんど。でもあの時はGOさんからグイグイ絡んできた。

G: ええ？俺そんなにグイグイ行ってた？（笑）
そう言えば、晃大朗くん、ちょっと痩せた？

球場を背景に自撮りはマスト

晃: あの名古屋遠征の頃は太ってました。あの時は、まず出発する時広島駅で「プレイボール！」で乾杯。名古屋で九州のやつらと合流してお土産交換して、そこでお菓子食ってまた呑んで。「なか川」って鶏料理のお店でGOさんたちと合流してまた呑んで。そしてドームで呑んで、食べて…

G: そうだ！あんなに「なか川」で鶏食ったのにドームでアイスにみたらしのっけて食べてた！

晃: おまけにその後、エビフライ食べてまた呑んで。次の日はひつまぶし。で、またカープ応援にドーム行って、また呑んで…（笑）名古屋遠征めっちゃ太ったよ。

G: すごい名古屋遠征だね。（汗）

仲良くなった前の席のおっちゃんから
ぶっかき氷の差し入れ

晃: 今流行ってるのは、MATSUDA ZOOM-ZOOMスタジアムで応援する時に食べるカープうどんの「うどん全部のせ」。今日は暑くて食べられなかったけど。

G: なにそれ？

うまい棒たこ焼きまで入ってる「カープうどん全部のせ」

晃: （写真みせる）

晃: 理由っていうか、やることないし、すぐ行けるから（笑）

G: あはは、これすごいな（笑）でもウマそうだ。ほんと観戦上級者だな。楽しむのが上手い。
ちなみに、こんなに頻繁にカープの応援に行ってるって、元々何か理由あったの？

うまい棒たこ焼きまで入ってる「カープうどん全部のせ」

晃: ちょっと呑みに行く感じでクーラーボックスにビール詰めて応援に行く感じですね。市民球場最後のあたりから火がついて、マツダスタジアムになってから更に行くようになったんすよ。独立してオフィスも近くなったって言うのもあります。ただ、その頃スタジアムはガラガラだったんすよ。
そのうち若手のイケメン選手をピックアップしたりテレビでカープ芸人とかカープ女子が取り上げられてからかな。盛り上がってきたのは。

G: マツダスタジアムは観る席もいろいろ工夫されてて楽しいよね。今日も平日なのにほぼ満員でびっくりした。球場全体が真っ赤になってるのって見てて壮観だよねぇ～

取材を忘れて続く野球談義…

晃: いつも応援の時、みんなで「GO！ GO！カシワギゴー！」って叫んでますよ（笑）。

取材を忘れて続く野球談義…

G: え？まじで？！それ俺の応援じゃん！（笑）でも、うれし～な～！

晃: 今日の試合も俺とGOさんがベンチ入りしてたら28対1ぐらいで勝ってる。

G: 俺が監督ならベンチにいる選手全員使うね。全員野球で勝利！

3回目を記念してカンパイ！

晃: 俺はスパイスのある選手使う！

G: 絶対勝つね、それ。でさ、晃大朗くん、イチオシの選手って誰なの？

晃: おっ！そこ来た！えっとね、俺はね…

く: すみません！野球談議も程ほどに、そろそろ取材をお願いします！（笑）

3回目を記念してカンパイ！

: それでも2人は取材を忘れ、野球談義に盛り上がってしまうのであった…

Round2
愛するカープに求めるもの。名店「仕事人」との出会い。そして広島呑み

ラウンド2：愛するカープに求めるもの。名店「仕事人」との出会い。そして広島呑み

ズムスタ前のローソンはカープグッズでいっぱい！

G: しかし、すごいよね。タクシーの運ちゃんも観光施設のおばちゃんもみんなカープの試合の結果を知ってて。みんなカープについて語れる。カープ愛を街中から感じるんだよね。

ズムスタ前のローソンはカープグッズでいっぱい！

晃: 広島市民はほとんどカープファンだからね。でもGOさん巨人ファンなんでしょ？

G: うん、元々は巨人ファン。でも市民球場で広島の応援してからはまっちゃって。最近は広島の応援でしか球場に行ってないよ。あのスクワット応援楽しいし、好きなんだよね。球場が真っ赤になって盛り上がるあの雰囲気も大好き！でもさ、これだけみんなが熱心に応援してたらさ…

晃: もちろん優勝してほしい！あとはもう少しヒーローインタビューの腕を磨いてほしい！

カープの応援はとにかく楽しい！

G: え？そこ？

晃: だって、ほんと面白くないコメントしか言わない。巨人の選手とかはやっぱりいいこと言うな、って思いますもん。カープの選手にはトークの腕を磨いてほしい。

G: あははは、なるほどねぇ～

カープの応援はとにかく楽しい！

晃: GOさん、広島の郷土料理「小イワシ」の刺身最高だから食べてくださいよ。

銀色に輝く小イワシの刺身

G: うん、ウマい！このお店はどうやって知ったの？

銀色に輝く小イワシの刺身

晃: 大将が独立前に働いていたお店に、紹介されて行ったのがきっかけかな？「仕事人」になってもすげーウマくて通ってる。大将とはもうかれこれ10年位になるんじゃないかなぁ…

く: 賑やかなお店ですね。他のお客さんも常連さんっぽい雰囲気。

G: ところでなんで「仕事人」なの？

晃: 大将の名前が「藤田まこと」だから。

全: あはははは（笑）

噂の広島辛つけ麺。辛さは無限大。
ゆでキャベツと食べると意外とヘルシー

晃: ここは悔しいけどウマい。大将は宮島の「石亭」っていう有名な旅館で修行した職人さん。正統派の接待の時は必ずここ。お刺身の「つま」を食べた後に、きちんとサラダにして出してくれたり、隅々まで気が利いてるからみんな喜ぶんですよ。

G: 付きだしの牛のたたき風、柔らかくてたまらない～

く: ところで、広島呑みって何か特徴あるんですか？

晃: そんな変わんないと思うけどな～。強いて言うなら鉄板焼きのお店がどこにでもあって、鉄板でつまみを食べて呑んで、名古屋の人がひつまぶしで締めるように…。お好み焼きで締める。

「仕事人」の後は地元の中華そばとおでんの店へ

G: 名古屋はひつまぶしで締めないから！（笑）

晃: じゃ、沖縄の人がステーキで締めるように、広島の人はお好み焼き屋で呑んで、お好み焼きか広島辛つけ麺（※）でしめる。最終日出発前に辛いの食べるからね。新幹線でGOさんたぶんトイレにこもるよ。「いちにさんしーGO！」って。
※チャーシュー、茹でキャベツが添えられた麺を醤油ベースのつけだれに唐辛子・ラー油・酢・ごまなどの入った辛口（激辛）のたれで食べる独自のつけ麺

噂の広島辛つけ麺。辛さは無限大。
ゆでキャベツと食べると意外とヘルシー

G: あははは！マジか！覚悟しとくぜっ！

「仕事人」の後は地元の中華そばとおでんの店へ

Round3
ふたりの共通点

ラウンド3：ふたりの共通点

2日目
待ち合わせの広島駅でモーニングコーヒー変わりの乾杯！広電に揺られ宮島観光。世界遺産を見ながら、呑みゲーター、人生初の競艇体験。盛りだくさんの宮島観光を終え、一行は二日目のスタジアム「鉄板焼あづま」でプレイボール！

ズムスタでも有名なおにぎり屋「むさし」にて
2日目朝もカンパイでプレイボール！

晃: 大将、この金髪の人、ロシアから来たの。

G: ワタシノカミハアッシュアルヨ～（カタコトの日本語）（笑）

晃: ここの大将は僕のトークの師匠。大将のトークは俺のトーク、沢山パクらせてもらってます（笑）
広島ってお好み焼きに七味とか一味かけて食べるんですよ。その七味、一味のことを大将は「ななみちゃん」「かずみちゃん」って呼んでて、「ちょっとそこのななみちゃん取って」って言うんです（笑）オモロイ大将でしょ？

G: 俺、実はトークはイマイチつまらんって言われてるんだよね（笑）

競艇に行く前にもカンパイ
GOは暑いので冷凍みかん

晃: GOさんは存在が面白いからねぇ～。普通、居酒屋で仲良くなった人に会いに広島まで来ないよ（笑）

G: そうか？？　会いたいと思ったら俺はどこの人でも会いに行きたいと思うけどなぁ～。てか、存在が面白いって、それ褒め言葉なのかフォローなのか？？？（笑）

く: 2日間一緒に過ごしてどうでしたか？出会ってまだ3回目ですが。

晃: 小学校時代から遊んでたダチみたいな感じかなぁ～。ハグができなかったのは空白の１年があったから（笑）それと、会った時にすでにビールを持ってしまっていたからか（笑）

世界遺産を遠くに見ながらの競艇初体験

G: 多分今日は間違いなく、最後ベロチューするね（笑）

く: この2日間で感じたのですが、お二人とも知らない人にグイグイ話しかけますよね。

G: ナンパじゃないよ、世界平和。

晃: ライフワーク。
そこに人がいるから話しかける。そのかわり3回に1回は無視される（笑）

宮島名物「あなごちくわ」でヒーローインタビュー

G: 結構無視率高いんだよね。それでもグイグイ行っちゃうんだよね。さっきの宮島の穴子のお店でもさ、8人のファミリーが一緒に待ってたんだけど、同じ待ってる者同士コミュニケーションとるって楽しいでしょ？子供が外に行った隙にドアの鍵閉めたりしてね。「あ、開かね～！！」とかね（笑）同じく待ってた外人さんも笑っててさ。そう言うの楽しいよね。

く: 呑んでる席でも同じなんですか？

晃: 俺はあわよくばなんかもらえないかなって（笑）とりあえず先制攻撃。トークという名の賄賂。

広電の前でご満悦の電車好きGO

G: さすが、上手いね。

晃: さっきもドーナツ屋さんで、バイトの子に「80円値引きして」って頼んだけど無理だった。GOさんのいる手前、やらざるえないでしょ。GOさんやれやれ言うしさー。（笑）

G: 言ってねーし（笑）てか、そりゃ無理でしょー。でもそのトークは晃大朗くんにしかできないね。

晃: いや、GOさん、何事もチャレンジっすよ！！

2日目のメイン「あづま2号店」でカンパイ！

Round4
「帰巣本能のない男」晃大朗の失敗談

ラウンド4：「帰巣本能のない男」晃大朗の失敗談

遠征取材なら晃大朗しかいない！！

晃: 俺家に帰れないんです。帰巣本能がなくて、呑みに行くと楽しくなって、そこで仲良くなったひとの家に泊っちゃったり。

G: うん、前に呑んだ時それを聞いて、遠征取材するならあいつだ！って思った（笑）なかなかそんなヤツいないからねぇ～。

遠征取材なら晃大朗しかいない！！

晃: 出会ったのも呑みゲーターの取材の時だったしね。でも、あれからだいぶリハビリして、家に帰れるようになったんです。

く: リハビリ？

晃: 呑む時から、ちゃんと帰るぞ～って。でも、まあ最近もやっちゃってますけどね（苦笑）沖縄出張の1週間後に…

あ！ここ広島だ！！って

G: ほ～、なになに？

晃: 酔っ払ってなぜかまだ沖縄にいるって勘違いしたんすよ。ホテルのフロントで「203の岡田晃大朗ですけど、鍵開かないんですけど」って言ったら、「岡田様は宿泊されていませんが…」って言われたんすよ。ヤバイヤバイって焦って、じゃらんでホテル探しても深夜四時だから泊まれない。沖縄の友達に電話しても出ないし…
明日朝イチで広島で会議だからどうしようと思って、今度はANAのサイト見てたら、ホテルの人が「お客様ここは広島市中区ですよ」って教えてくれた。そこでふと我に返った（笑）タクシーに乗って運転手さんに「お父さん、俺今日広島にいるよ～！よかった～！」って握手。
その3週間後にも、今度は神戸三ノ宮にいると勘違い。人のマンションの鍵をガチャガチャして大慌て。広島だって気づいてタクシーで帰ってきたのはいいけど、お金がもう数えられなくて運転手さんに全財産差し出して、取ってもらった。

あ！ここ広島だ！！って