名古屋激呑魂 Vol.11
(2013年10月3日)
- ■ 今回のソウルメイト ( 激魂人 )
- 呉服と染 たけ屋みずほ 若旦那
佐藤 聡之 氏
呉服と染 たけ屋みずほ - ■ 今回のスタジアム ( 激呑場 )
- 名古屋市東区東桜1丁目
WA バル・サリュー
読者プレゼントのお知らせ
最後までお読みいただいた愛読者の方にゲストと今回のスタジアム(WA バル・サリューさん)より素敵なプレゼントがあります!
★今回のプレゼントは終了しました。
毎夜賑わう名古屋の酒場。酒と人情をこよなく愛するあいつが、今宵も出現!仲間と酒を酌み交わしつつ、何やら激しい魂のぶつかり合いが始まる予感。さて今夜のお相手は一体・・・。
前号では、めずらしく小粋な浴衣姿で夏呑みを締めくくったGO。実はその男前仕立てを指南、コーディネートしてくれたのが、和服専門店『たけ屋みずほ』の“若旦那”こと佐藤聡之さん。
ふたりの出会いは、とある店にて酔っぱらったGOが、「噺家さん?」と声をかけたのがきっかけとか。対する佐藤さんのGOの第一印象は、「チャラいおじさん」。そのまんまです(笑)。一見正反対のタイプかと思いきや、同い年でお酒好き、二人ともボーイスカウトに入っていた等の共通点から、たちまち意気投合!今回の登場と相成りました。
激呑魂ゲストにふさわしく、酒類なら何でもござれの佐藤さん。背筋しゃんとのばし、襟元乱さず杯を傾ける仕草に、GOも乾杯…いや完敗!?
登場人物
- 佐藤 聡之氏
呉服と染 たけ屋みずほ 若旦那。
趣味のオートバイを駆る時以外は、公私問わずふだんから和装。そのまま独りでバーライフを楽しむことも少なくない。和服姿の麗しい奥さまと、和文化を楽しみ伝える「遊ぼう会」を主催。
- 呑みゲーターGO!
株式会社ジーワークス代表取締役。
焼き鳥とワインをこよなく愛す金髪IT社長、柏樹剛。「楽しく呑んで思い切り仕事をする」をモットーに日々を生きる。自らの原点でもある「呑みニケーション」をもっと広める為に、「呑みゲーターGO!」として活動中。酒場での様々な出会いと人間ドラマをこよなく愛す。
わたくしキーコ、不惑の年齢を迎える前に人生を見つめ直すべく、お遍路に出ます。
決して、”水曜どうでしょうマニアの旅”では、ありませんよぉ。生まれ変わって戻ってくるキーコに、こうご期待!!!
- 蝙蝠ライター まーみ
お初にピンチヒッターで登場。
クリエイティブワークから各種イベント、プロジェクト企画~実行部隊まで、名古屋を拠点に闇雲に飛び交い、種火を灯し続ける活動家。肩書きと休肝日は生涯不要。
Round1
早速酒での失敗談を…ありゃ、どっちのハナシやねん!
ラウンド1:早速酒での失敗談を…ありゃ、どっちのハナシやねん!
男たるもの、ハシゴ酒人生の中で1度や2度の派手な失敗談はあってあたりまえ!呑みゲーターGO的にはコレを武勇伝と呼ぶ!?呉服屋の若旦那が、はてさて呑むとどうなるか、酔うとどう変わるやら…興味津々のスタートです!
同い年だ!ワインだ!いぇーい!
- G
- 若旦那、また来ちゃいましたねー。
- 佐
- ここ『WA バル・サリュー』さんは、私にとってある意味思い出深い店だったので、楽しみにしてましたよ。(ニヤニヤ)
- き
- んんん?おふたりとも、この店で何かあったんですか?まさか、一夜のアヤマチでも?
- G
- それはナイナイ。あっ、でもアヤマチと言えば俺は完全にアヤマチだったかも。とあるバーで偶然知り合って、じゃ次呑みトレしましょうよって話になって。若旦那と和菓子屋の大将の3人でこの店に集まったんだよね。
- 佐
- そうそう、彼がこの店がおいしいって教えてくれたんですよ。
あれ・・・それって俺の失敗談?!
- G
- ところがさ、俺、前の日は朝5時まで呑み倒してて…とても食って呑める状態じゃなかったんだよね。呑み始めてまもなく、いきなりトイレに駆け込んじゃった。
- 佐
- しばらくして、「この店、オットセイ飼ってる?」って(笑)。
- き
- オットセイ?
- 佐
- トイレの中から、「オウッ、オウッ、オエッ」って。
- 全員
- (全員爆笑)
- き
- …でもこれ、GOさんの酒の失敗談を聞くコーナーじゃないんですけど。
お酒で失敗?ないね~(優越感)
- G
- そうだよ!俺の話じゃなくてゲストの酒の失敗談聞かなきゃ。
- 佐
- 失敗談って言うのは特にないんだなあ。サラリーマン時代に飲み会でつぶれて寝ちゃったりしたぐらい。家に帰って玄関のドアを閉めるまでは、だいたいしっかりしてる。
- G
- 若旦那はさあ、呑んでてもほら、姿勢良いままでしょ。俺なんかしょっちゅう乱れまくりだけど。
- 佐
- 着物を着てたらそのまま寝ちゃうわけにもいかないしねえ。たしかに、立ち居振る舞いや、たもとや裾さばきなどのちょっとした仕草など、着物を着ていることで変わって来るところはあるよね。
- き
- そこに男の色気が香るわけですね?さすが!
和装男子とチャラ男は呑みの場でうける!
- 佐
- 着物で呑みに行ってるといろんな人に声をかけられたり、からんできてもらえるのが楽しいところ。GOさんもそうだったし(笑)。
- G
- そりゃそうだよ。着物着て独りでバーで呑んでたら、「何してる人ですか?」ってつい聞いちゃうよね。
- 佐
- そういう意味では、ツッコミどころを自分からつくってるのかも知れないね。
- G
- いいなあ、俺なんてただのチャラい男にしか見られないもん。実際、ただのチャラい男ですけどねぇ(笑)
- 全員
- (そうだそうだ!(笑))
Round2
着物や伝統文化だけでなく、人と人との笑顔を結ぶ「和」でもある。
ラウンド2:着物や伝統文化だけでなく、人と人との笑顔を結ぶ「和」でもある。
「名古屋の街がきもの美人ときもの男子でいっぱいになりますように」。そんなメッセージを和の文化を通じて楽しく伝えていく仕事。それだけに、自分自身も茶道に染色、利き酒、カメラ…など、多彩な趣味を持つ佐藤氏。
ふんどしはこうなってああなって…
- き
- 今年の夏は、GOさんもついにきもの男子デビューしちゃったわけだけど、和服で呑みに行くっていうのはどんな気分だった?
- G
- よかったよ、新鮮だったね。なんかスカスカする感じとか。
- 佐
- スカスカですか(笑)。今回はステテコをはいてもらったけど、いっそ、褌(ふんどし)とかにしちゃえばいいのに。トイレの時とか、楽だよ?
- G
- えっ?何?どうやってすんの?
- 佐
- こうしてああなってるワケだから…ちょっとカーテンを開ける感じ(笑)。
- G
- なるほどね。じゃぁ大の時は…
いや、絶対ダサいはず!
- き
- そのへんにしときましょうか(笑)。話を変えて…若旦那が着物や和の文化に本格的に興味を持ったり意識しはじめたのは、いつ頃から?
- 佐
- うーん。子どもの頃から、着物も和の伝統文化も身近にあたりまえにあったものだからねえ。母もお茶の先生だったし、好きキライじゃなくごく自然に親しんできた感じかな。ふだんから着物を着ることもにも、特に違和感を感じなかったな。
- G
- 俺が思うに、若旦那は私服がめっちゃくちゃダサイんだよ、きっと!ジャージとかさ(笑)。
- 佐
- ややっ、そんなことはないって、フツーにポロシャツとか着てるって(笑)。GOさんの金髪こそ、同年代ではあり得ないでしょ。
- G
- 金髪じゃないの、コレは!「ア・ッ・シ・ュ」だから!
- き
- ソコ、GOのこだわり(笑)
和の文化を気軽に体験してほしいね
- G
- そう!しっかり書いといてよ。たのむよ!
それにしても、若旦那こそホントに多趣味で何にでも深いこだわりがあるよね。
- 佐
- 染色もそうなんだけど、ふだん自分が着ている物のいわれやルーツを知ると、関心もより深まるじゃないですか。やっぱり日本人だし、和の良さをもっと知って、しっかり伝えていきたいなと。
- G
- たしかに、見立てや着付けなど、よくわかんないから手が出なかったりはするね。身近に教えてくれる人がいると、もっと気楽に楽しめそう。
- 佐
- 「ちょっと見てみたい、着てみたいな」と、気が向いた時に相談してくれれば。店でも、お茶会や鵜飼いなどお客様以外にも参加してもらえる「遊ぼう会」というイベントをやっているので、まずは気軽に遊びに来てほしいですね。
- き
- 営業というよりは、和の文化に触れるコミュニケータ的な存在?
もう1本いっちゃいましょ。
- 佐
- そんな感じ。着物は「和」の文化だけれど、友達や人との関係も「和」が大切でしょ?にっこり笑顔の和。これがないと何事も始まらないということを、この2年ほど特に実感するようになった。やっぱり自分は着物が好きなんだな、と意識すると同時に、好きじゃない仕事はしない、できないなってつくづく思うようになったよ。
- G
- それは、「若旦那」と呼ばれるようになってからってこと?
- 佐
- それもある。「佐藤さん」と呼ばれなくなってから、「そうか、俺は若旦那か」と自覚したのかも。それ以来、いろいろな意味で自分自身に勢いがついてきた気がする(笑)。
- G
- いいねえ。じゃあ若旦那、その勢いでボトルもう1本!(笑)
Round3
若き日、サラリーマン時代の「独り呑み」から学んだこと。
ラウンド3:若き日、サラリーマン時代の「独り呑み」から学んだこと。
仲間とワイワイ楽しんだ後、独りでふらりと立ち寄りたくなる店がある。妻も知らない、そんな隠れ家をいくつか持つことが男のロマン…。「激呑人」を育んできた数々の酒場の思い出を、秋風にのせて、さあ語っていただきましょう。
クールダウンするお店?それは…内緒です。
- G
- いやあ、これまでにないキャラクターのゲストだよね、若旦那は。俺とは全然違うタイプだし。
- 佐
- そう?でも、やっぱり同い年どうしで呑むのって、自然に盛り上がるね。
- G
- それはあるある。俺たちの年代ってさ、みんな勢いあるじゃない?少し上のバブル世代みたいなギラギラした感じとはちょっと違うけど。初対面でも同い年だとわかると、つい意気投合しちゃう。
- 佐
- 最初の出会いがまさにそうだったしね(笑)。
もちろん大勢でワイワイ呑むのも楽しいけど、そのあと独りでふらりと呑みに行くのが最近はけっこう好き。なんていうのかな、ちょっと自分自身をクールダウンさせてから帰りたいという。
嫁には言えない店は男のロマンでしょ!
- G
- 奥さんにも内緒の店で。
- 佐
- そうそう、妻には教えていない店で。だから店の名は言えません(笑)。
- G
- 男どうしのルールだよね、そこは。
- 佐
- (うんうん)
- き
- うなづき合ってるし(笑)。
言えない店以外では、どんなところで呑むのが好き?
若旦那のサラリーマン新人時代の思い出話
- G
- 居酒屋かな。俺の場合なんで居酒屋が好きかっていうと、やっぱり居酒屋コミュニケーションが楽しいから。
- 佐
- 居酒屋もいいね。7年ほどサラリーマンを経験したんだけど、当時出張で静岡に行く機会が多くて、夜はたいてい居酒屋へ行ってた。同じようなビジネスマンがいっぱい来ていて、独りで呑んでると話しかけてくるんだよね。こちらはまだ20代そこそこだったし、あまりうまく話せないでいると、「この魚がうまい」とか、「この店に行くといい」っていろいろと教えてくれるんだよね。
- G
- 地元の常連さんとか、教えたがりがいるんだよね。
- 佐
- それで何度か通ううちに、自然に仲良くなるってことがけっこうあった。社交辞令はなくて、「いいからコレを食ってみろ!」みたいなノリね(笑)。あの頃は本当に楽しかったなあ。
- G
- 20代でそういう経験ができるって、いいことだよね。おいしい料理があると酒も会話もはずむし。
あくまでもコミュニケーションです!
- 佐
- コミュニケーションを取るのに、うまい肴が揃っている店というのは大切だなと思ったよ。
- G
- で、今は隣に女性がいると、自然にコミュニケーション取っちゃうんですね。
- 佐
- いやいやだって、その状況で話しかけないのは、かえって失礼にあたるから(笑)。
- G
- 言うねえ、若旦那。ま、今夜もワインが進んじゃう料理ばかりだから、じゃんじゃんいっちゃいましょうよ。この肉、マジでうまいから!
- 佐
- さすが、呑みゲーター(笑)。夜はこれから!乾杯?
秋の味覚を盛り込んだ前菜、ジューシーに焼き上がった熟成肉を前にグラスを重ねれば、イロっぽい逸話からエロっぽいネタ、ディープな結婚観に至るまで…。いやはや話題尽きない、草食も肉食も超えた「和」の達人たち。隣の宴会グループとも記念撮影、おおいに盛り上がったその足で、同級生コンビは秋風そよぐ夜の街へと仲良く消えていきました。妻達には内緒の店かな(笑)。
呑格言
- 「若のハート狙い撃ち!」と頂戴した今回の呑格言は…
- 佐藤 聡之氏
- 和をもって
- ことを成す
呉服と染 たけ屋みずほ 若旦那 大将 佐藤 聡之 氏
- 呉服と染 たけ屋みずほ 若旦那 所在地
- 〒467-0806
愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通4-45
- 電話番号
- 052-851-5747(FAX 052-853-1350)
- 営業時間
- 10:00?19:00
- 定休日
- 年中無休(年始を除く)
- アクセス
- 地下鉄桜通線瑞穂区役所駅2番出口南へ徒歩3分
今回のスタジアム(激呑場)
今回のスタジアム(激呑場)
●WA バル・サリュー
焼肉屋としてのルーツをシンプルに追求。おいしいお肉をよりおいしく、コスパにもこだわった最適なエイジング(熟成)ビーフとワインが楽しめる和風バル。1階はカウンター席、2階は座敷で、「和やか」なひとときを満喫できます。
付き出しのピクルス
おばんざい盛り合わせ
グリル野菜のバーニャカウダ
和牛ランプステーキ
和牛ランプステーキ串
鶏レバームース
バケット添え
WA バル・サリュー
左:佐藤聡之氏
右:オーナーの鈴木厚二氏
- 所在地
-
〒461-0005
愛知県名古屋市東区東桜1-14-5
- 電話番号
- 050-5796-0799(FAX 052-973-0291)
- 営業時間
- 火~木・土・日 ディナー
17:30~23:30(L.O.22:40)
金
17:30~翌2:00(L.O.1:00)
火~金
ランチ 11:30~13:30(L.O.13:15)
- 定休日
- 月曜日
- アクセス
- 地下鉄桜通線高岳駅4番出口徒歩5分
地下鉄東山線栄駅徒歩7分
読者プレゼント
呉服と染 たけ屋みずほ
若旦那 佐藤 聡之 氏より...
アンケートにお答え頂いた方の中から抽選で3名様に、『16本骨のジャンプ傘』をプレゼント!
雨に濡れるとキレイな花びらの柄が出てきます。
※応募はお1人様1回限り
※締切は10月16日(水) ★応募受付終了
※プレゼントの当選はFacebookページ並びにご本人様にご連絡致します。
WA バル・サリューからのサービス
来店時に「呑みゲーターを見た」と言うと、最初の1杯目のグラスワインをサービス!
【ご利用条件】
※必ずご飲食をお願い致します。
※カードのご利用はできません。
※10月31日(木)までとなります。
★サービス期間終了